曲面の指定がされているオブジェクトの頂点や辺に対してウェイトを設定することにより、角を付けて滑らかでない形状を得ることができます。
ウェイトの設定方法は曲面のタイプによって異なります。ウェイトコマンドをアクティブにしたとき、現在のオブジェクトに指定されている曲面の種類が[編集対象]として設定され、通常はこれを変更する必要はありません。
曲面タイプ1または2では頂点に対してウェイトを指定します。設定可能なウェイトの範囲は-1.00から1.00までです。選択した頂点・辺・面の上でマウスドラッグするとリアルタイムで頂点に対してのウェイトが指定され、形状が変化します。
Catmull-Clark曲面では辺に対して折れ目を指定します。辺をクリックすると、その辺の折れ目のON/OFFが切り替わり、折れ目指定がONになった辺はハイライト表示されます。
下図は上側の面を構成する4つの辺に折れ目を指定した例です。
折れ目は[メニュー > 選択部属性 > 曲面にエッジを付ける・消す]でも指定することができます。
OpenSubdiv曲面では頂点と辺に対してウェイトを指定することができます。設定可能なウェイトの範囲は0.00から10.00までです。選択した頂点・辺・面の上でマウスドラッグするとリアルタイムで形状が変化します。
ウェイトが適用された点や辺はハイライト表示されます。下図の例では分割数を8に指定し、上側の面を構成する4つの頂点と辺のウェイトを最大値にしています。
この項目にチェックを入れると、ウェイトを指定された頂点・辺の色が指定量に応じて変化します。
[表示範囲]で色を変化させるウェイト値の上限を設定できます。上限を超えたウェイトの色は変化しません。
※ウェイトの色表示は[Catmull-Clark曲面]、[OpenSubdiv曲面]の時のみ有効です。