移動・拡大コマンドなどを使って「星」を作ってみましょう。
ドーナツの項と同様にドキュメントを新規作成します。「オブジェクトパネル」と「材質パネル」を表示し「サブパネル」も移動させました。
星型を作る元となる「十角錐」を作成します。
[基本図形]コマンドをクリック、サブパネル[基本図形]から[円錐]を
クリックします。
円錐を「十角錐」に変更します。
サブパネル[基本図形]から[詳細設定]をクリックします。[U方向]を[20]から[10]に変更します。
サブパネル内の[作成]をクリックします。「十角錐」が作成されました。
「十角錐」のオブジェクト名を変更します。
[オブジェクトパネル]の[設定]をクリックします。
[オブジェクト設定]が開きます。「基本情報」の[obj1]を[星]に書き換えます。
続けて[オブジェクト設定]内の[スムージングを適用]のチェックを[Off]にします。
「オブジェクト設定」の[OK]をクリックします。
見た目も角ばった感じになり、より「十角錐」らしくなりました。オブジェクト名も変更されました。
[選択]コマンドをクリックし、一旦[基本図形]コマンドを終了します。
[メニュー > 編集 > すべてを非選択]を行います。
拡大コマンドを使って星型に変形させやすくするために、ビューの視点を変更します。
下図のように、ビュー視点を変更して十角錐を下から見た視点にします。
[拡大]コマンドをクリックします。
下図で示す5つの頂点を、Shiftキーを押しながらクリックして選択します。
この時、画面右上の「V:5」の表示に注目して下さい。この表示は、現在選択している頂点の数(V:xx)を示しています。
5つの頂点を選択した状態では、「拡大ハンドル」の中心(黄色い正方形)が十角形の中心からずれています。このまま作業すると、星型の中心がずれてしまいます。
[編集オプション]の[スナップ]をクリックして、[頂点]を選択します。
拡大ハンドル中心の黄色い正方形にマウスカーソルをあわせると、正方形が水色になります。この状態で、Ctrlキーを押しながらドラッグすると、拡大ハンドルが移動します。
頂点への[スナップ]を有効にしていると、十角形の中心の頂点の位置に拡大ハンドルがくっつきます。
ハンドルの移動が完了したら、[スナップ]の[すべて解除]をクリックしてスナップを解除しておきましょう。
拡大ハンドルの中心にマウスをあわせて、画面左方向へドラッグすると、選択した5つの頂点位置が縮小されるように移動します。
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ハンドル中央の黄色い正方形に マウスカーソルをあわせると、水色になる |
ドラッグすると、選択した頂点が 縮小されるように移動する |
※マウスを画面左または下方向へドラッグすると「縮小」、画面右または上方向へドラッグすると「拡大」になります。
※「星型」は図の通りでなく、好みの形状にしても良いでしょう。
「星型」になりました。
[メニュー > 編集 > すべてを非選択]を行います。
最後に頂点位置を微調整して仕上げます。
[移動]コマンドをクリックします。
「星」中央の頂点をクリックし選択します。「移動ハンドル」が表示されます。
下図のように、ビュー視点を変更して十角錐を上方向から見た視点にします。
移動ハンドルの緑矢印にマウスカーソルをあわせて水色にし、そのままドラッグして頂点を好みの位置に移動させます。
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緑の矢印にマウスカーソルを あわせて水色にする |
ドラッグして 頂点位置を調節する |
「星」の完成です。ドーナツの項と同様に材質設定し、色を付けてみました。
![]() ドーナツを作ってみよう |
![]() 曲面オブジェクト |